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「仲間外れ」を考える 2
 そう、テニススクールという世界でコーチが一番神経を使うのが「仲間外れ」を作らないことだ。
大人にしても、子供達にしても、そのクラスに「仲間外れ」を起こしてはコーチ失格なのだ。
基本的に「テニススクール」には入校テストはない、希望すれば誰でもレッスンを受けることができる。各クラスに定員はあるものの入校も、退校も自由なのだ。
それだけに、色々な性格の持ち主がラケット片手にやって来る。
1面8〜14名もの生徒さんを1時間30分、担当のコーチが指導を行なう、アシスタントコーチもいるが、その内容はチーフコーチに一任されている。
そこで、コーチが一番に気を使うのが「仲間外れ」を作らないということだ。
指導技術が優れているのは、当たり前として、クラス全体を楽しくまとめ上げる「リーダーシップ」もコーチの資質として要求される。
しかし、生徒さんは十人十色
「俺は金払ってるんだから好きに打たせろ」
「私は奥手ですぐ緊張してしまうの
「あの人、嫌いだから何とかして」
なんて、当たり前のように要求が出てくる。
簡単な解決策は、そんな生徒さんは他のクラスか、他のスクールに移ってもらえば、良いのだが、それではプロコーチ失格である。
「クセ」のある生徒さんほど、そのコーチの「ファン」になるように導かなければならないのだ。大人であれば誰しも、自分の欠点はうすうす気づいているのだが、正すのに「抵抗」があるのだ。
「俺はこれでいいんだ」「私はこういう性格だから」・・・・・・
つまりは開き直りである。
しかし、「クセ」のある人間ほど、どこかで「人に認めてほしい」という願望が強いのだ。
コーチが知らぬ、存ぜぬ、ではその人は「仲間外れ」のまま、つまらないテニスに金を払うことになってしまう。
私は自分の受け持ちクラスでは、「クセ」のある人には順番の先頭に立ってもらい、時には「デモンストレーション」をやってもらうことにしている。
もちろん「デモ」では「これなら出来る」という前提の元で「成功例」をやってもらうのだが、上手くいって、拍手され、嫌な顔をする人はまずいない。
そして、レッスン中は全員の名前を最低5回は呼ぶようにしている。
特に「振り替え」などで、初めて参加する生徒さんには、普段より大きな声で「OOさんナイスショット」と皆に聞こえるように言ったりする。
最後に「仲間外れ」を作らない「コツ」として、私が実践しているのは「どんな生徒さんに対しても否定をしない事」だ。
「ダメ」とか「違う」という言葉は絶対に使わないことだ。
「そうなりますよね、一度こういう方法を試して下さい」
「なるほど、ではこうしてみて下さい、もっと良くなりますよ」
生徒さんの指導や言動に対して、まずは「そうですよね」とか「なるほど」とか「認める」ところから入っていきます。
「クセ」のある人ほど「認めて」あげるのが「仲間外れ」を作らない「コツ」なのだと、私は思っています。
「聖書」に出てきそうな言葉ですが「人は認めてあげることから仲間が生まれる」のではないでしょうか。
エッ!
世の中はそんなに甘いものじゃないって・・・・・
確かに
でも、「テニスコーチ」という仕事ですから。


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author:テニスのオジ様, category:-, 22:57
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「仲間外れ」を考える 1
 今年も、残すところあと、あと36日。
年を重ねるにつれ、一年の過ぎるのが早く感じられる。
年末になる度、思うのが「日本の変な習慣」だ。
「お歳暮」「忘年会」「大掃除」「年越しソバ」「年賀状」「お年玉」「初詣出」「新年会」
どれも、日本独特の習慣である。それも、年末年始にこれだけ集中するのだから面倒臭いの一言である。
そして、もっと驚くのが、25日に「X'mas」を家族で祝ったかと思うと、一週間後の1日(元旦)に「お正月」をまた家族で祝う。信仰(宗教)など関係なく、国民的行事として当たり前に浸透している。
ようは、日本人は「祭りごと」の好きな人種なのだろう。
「お正月」が祭りなら、「節分」「ひな祭り」・・・と毎月のように祭りごとが続く。
一年を通じてこれだけ国民的祭りごとの多い国も珍しいのではないだろうか?
・・・・・・して私が思うに「日本人は仲間外れを嫌う」国民なのだ。
「祭りごと」を皆で祝うことで、仲間外れにならずにすむのである。
昔から、この国には「村はちぶ」という、嫌われ者を表す言葉がある。そして、この言葉は21世紀の今も我々に受け継がれている習慣である。
子供達に流行った「ゲーム」があれば、大抵の親は自分の子供に買い与える。自分の子供が「仲間外れ」になるのが怖いのだ。
しいては「仲間外れ」「いじめ」の対象になったりしてしまうから、親としてみれば買い与える方が安心なのである。
そして、この悲しい「仲間外れ」を恐れる現象は、私が働く「テニススクール」の世界にも存在するのだ。

おっと、これから渋谷に寿司を食べに行く約束が・・・・
続きはまた明日・・・・

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author:テニスのオジ様, category:-, 18:37
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「冬」到来 その2
 今日から、三連休
・・・・・といっても、私は3日間テニス漬けの毎日が続く。
正確には6日間連続なのだが、連休は特に忙しい。世間が休みの時に忙しいのはテニスコーチの宿命なのだがが降れば、話は変わってくる。
外でテニスをしていると降りはまったく暇になってしまう。
とかいって、いつが振るかは天気の神様次第、予め予定を入れておくわけにもいかない。
特に冬の雨は辛い。
にでも変わった日には、シャベルを持っての土方仕事になってしまう。
1面200坪もあるコートの雪かきは、まさに「筋トレ」状態である。
その上、コート表面は氷状態。
雪かきをしても、最後はが表面の氷を溶かしてくれるのを待つしかない。
一度、が積もると2〜3日はコートが使えなくなってしまう。
まさに「冬」のテニスは自然との戦いである。
「今年は雪が積もりませんように」と願いつつも、天気の神様は願いを聞いてくれるだろうか。
・・・・・そんな訳で最近はテニススクールも「インドアコート」が主流となりつつある。
夏は冷房、冬は暖房の効いたインドアコートは、まさに天国である。
しかし、大抵のインドアコートはスクール主体となり、一般にレンタルコートとして開放している所は少ない。
国も公共のテニスコートをインドアコート化してくれないだろううか。
確かに、費用はかかるだろうが、何十兆円もの金を総理大臣の一言で動かせるのなら・・・・・・
国民ひとりに16000円還元するなら、公共のインドアコートを増やして欲しいものである。
スキーゴルフテニスの3大レジャースポーツでインドアにした方が喜ばれるのはテニスだけである。

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author:テニスのオジ様, category:-, 22:31
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「冬」到来 その1
 
いやあ、寒くなって来ました。
外でプレーする我々には、辛い季節の到来です。
テニス界では「錦織圭」選手と卓球の「福原愛」ちゃんの「熱愛発覚?」なんてワイドショーが喜びそうな温かい話題も、大したニュースにならず、明日の天気と気温の方が気になる今日この頃です。
私が朝スクールに向かう、川沿いの遊歩道は桜の枯葉が赤茶色に道を染めて「冬」の訪れを感じさせてくれます。
そろそろ、「手袋」と「ネックウォーマー」「ヒアルロン酸」の出番です。
「手袋」をしているだけで「体感温度」は5℃違うそうです。
「ネックウォーマー」は首から入る冷気を妨げてくれるしマスク代わりにもなって助かります。
「ヒアルロン酸」」?
これは、私が昨年から使用している「保湿化粧品」です。
冬場は乾燥して手肌がカサカサになり「シワ」が増えやすくなるので「ヒアルロン酸」で保湿するようにしています。
男でもやはり「シワ」は増やしたくないのが「本音」
特にテニスコーチともなれば、多少はビジュアルも気にします。
今、私が使用しているのが、ロート製薬から出ている「極潤α」という「保湿化粧水」。
風呂上りや、外出するときに、顔や手肌にすり込んでいます。
なかなか、肌がうるおって良いです。(おすすめ・・・・)

いつまでも「若さ」を保とうとするのは「元気」な証拠です。
「人は外見ではない」なんて昭和の社交辞令。
出来きる人ほど「外見」にも気を使っているものです。
まあ、私のように元がお笑い系の顔には限界がありますけど・・・・・




author:テニスのオジ様, category:-, 23:56
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中学校に硬式テニスを
 ここの所、スポーツ新聞にテニスの話題がよく掲載されます。
九州「柳川高校」テニス部の暴力事件。あの「松岡修造」「福井烈」「本村剛一」選手を輩出したテニスの名門高校、テニス部の寮内での出来事である。
だが、この事件は5ヶ月も前の話。しかし、学校側がこの事件を報告しなかった為、インターハイも終わり、今月になって被害者の父兄から発覚したのだ。
事件は寮内での下級生への暴行(鼻の骨を骨折、入院)という、よくある話、しかし、それを知った学校側が教育委員会に報告せず、「隠ぺい」したことに問題があるのだ。
ようは、名門高校であるがゆえ、インターハイ辞退という汚名は作りたくなかったのだろう、学校側は「頑張っている、他の生徒のため」と言いたいのだろうが、本音は「学校の信頼を落としたくない」大人の都合なのだ。
私が高校時代には部室でラケットを足に挟んで「正座」やら「ビンタ」などは日常茶飯事の当たり前の出来事だった。「コートの手入れが悪い」「声が小さい」などの理由で平気で「ビンタ」を受けていた。大抵が理不尽な上級生の気分によるものだが、それが「当たり前」と思い込まされていた時代だった。
上級生の言うことは「絶対」で逆らうことは出来ない世界だったのだ。
それが「精神を鍛える」という名目で正当化されていたのだ、そんなことで「精神」が鍛えられるかは今だに「疑問」だが「軍隊」みたいな規律の中でテニスをさせられてきたのだ。
1年の頃は「球拾い」や「コート整備」「上級生のパシリ」、コートが空いていてもランニングや筋トレ、満足にボールなど打たしてもらえない。2年になってやっとテニスらしい事をさせてもらうのだ。
そんな、高校生活ではテニスが上手くなるはずがない。
さすがに、今の時代は違うだろうが、それでも学校テニスだけで強くなるには限界がある。
一部の私立高校のようにテニス専用の寮があり、専任のコーチがいる所は別として、大抵は部活と並行して、「テニススクール」のジュニアクラスでコーチの指導を受けながらではないと、全国レベルの選手にはなれないだろう。
私が兼ねてから疑問に思うのは、日本の中学校に「硬式テニス部」が少ないということだ。
「中学校」=「軟式テニス」
というイメージが強い。
時代の変化と共に学校側の部活の有り方も変わるべきだと思うのだが、どうも「教育委員会」や「文化省」のお偉いさんはどうも「頭が固い」らしい。
「軟式テニス」を行なっているのは、日本とアジアの一部の国ぐらいだろう。
「軟式テニス」を廃止しろとは言わないが、並行して「硬式テニス」を中学校にもっと普及させて欲しいものだ。


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author:テニスのオジ様, category:-, 00:59
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「流れ星」より「流れ球」に願いを
ここの所、東京では4日続けての毎日。
満月の今日、天気が良ければ、東の空に「おうし座流星群」が見れたのに残念。
・・・・・・と言っても「流星群」は11月中旬まで見えるらしい。
数年に一度出現する満月級の流れ星だけに、是非見てみたいものである。
今日、ナイターテニスをやりながら、東の空を見上げるも、曇り空。
は見ることが出来ず、流れ星、どころか「流れ球」に当たってしまった。レッスンで2点出し、3点出しでボールを出していると、たまにぶつけられてしまう事がある。
コーチである以上、どんなに痛くても「大丈夫、気にしないで下さい」と笑顔で接するのが通例だが、本音は「参ったなあ」という心境である。
後から見ると、太ももが紫色のアザになっていたりして・・・・・
太ももならまだ良いが、男の急所OOOにワンバウンドで下から当たった日には「悶絶」状態である。
テニスコーチは、選手みたいにプロテクターは付けていないのだ。
この痛みは男にしか分からない、地獄の世界である。
テニスコーチなら誰しも「悶絶」の一度や二度は経験しているはずである。
しかし、幸いなことに、OOOに球が当たり、病院送りになったコーチはいない。と言うか、私は知らない。OOOが3日ほど不能になったというコーチは知っているが、今も奥様と仲良くしているので後遺症はないのだろう。
「流れ星」に願いを込めるより、「流れ球」に願いを込めるのがテニスコーチである。
まあ、コーチが当たってしまうのは、仕方ないとして、コーチが付いているコートで生徒さん同士が当ててしまっては「笑い話」では済まされない。
「安全管理」もコーチの仕事である。
私のレッスンでは生徒さんに
ツーバウンドでは打たせない
プレイ中(コートに入っている人)以外は打たせない

ようにしている。
そしてコーチも
生徒さんに背中を向けない
プレー中は常にコートを見ている
なんで「流れ星」の話からレッスンの話になってしまったのだろう?
そうだ
今、私の左の太ももには「紫色のアザ」がある。
かれこれ一週間、まだアザは消えない。








author:テニスのオジ様, category:-, 00:15
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女で身を滅ぼすスポーツ選手
 一昨日、野球「日本シリーズ」は西武の優勝で2008年のシリーズが終わった。
翌日、巨人軍の選手会長でもある「二岡選手」の北海道日本ハムへのトレードが発表された。
現役の「選手会長」のトレードなど考えられないことだが、やはり「山本モナ」との不倫騒動が影響していることはいがめない。
今、テニス界を賑わせている「宮尾選手」の「大麻」逮捕劇も、同棲していた元AW女優が事件の発端となっている。
いやはや、スポーツ選手に女性との話題はこと欠かないが、社会人としての認識が欠けている選手も多いのは事実である。
プロ選手ともなると、大抵はその道一本でやってきた選手が多い。
それだけに「純情」な人間が多いい、悪く言えば「世間しらず」なのだが・・・・・
そんな、「純情」さに女性は惹かれれるのかも知れない?
「スポーツ選手」=「かっこいい」=「もてる」
ではプロ選手とは言えないのだ。
「実力」もそうだが「社会人」としてもプロでなければいけないのだ。
欧米の一流スポーツ選手は「慈善事業」や「寄付」など、何らかの形で社会貢献に尽くしている。
日本の「プロ選手達」よ「何をやってもかまわない」
ただ、バレテ身を滅ぼすような事はやめた方がいい。
「女」でも「大麻」でもバレテ身を滅ぼすのは自分自身だからかまわないが、やるなら「絶対バレないようにやれ」
それが、出来ないなら、やるべきではない。

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author:テニスのオジ様, category:-, 18:21
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テニス界にも薬物
 9日から「有明テニスの森」では「全日本選手権テニス」が始まります。
そんな、最中テニス界に悲しいニュースが入って来ました。
日本ランキング23位のイケメン?プロ「宮尾祥慈」選手(27歳)が薬物関連で逮捕されました。
正確には、自ら「自首」して逮捕」されたのですが
芸能人や有名大生が薬物で摘発される事件が相次いでいる中、ついに「テニス界にも来たか」という思いです。
7歳でテニスを始め、堀越高校から早稲田大学を卒業後、2004年にプロに転向、大学時代には「全日本学生選手権ダブルス」に優勝するなど、ダブルスでの活躍が目立つ選手だが、髪の毛を茶髪に染め、その上、なかなかのイケメン。
女性にも結構、人気のある選手だったように記憶している。
今回、「逮捕」されたのも実は女性関係がきっかけだったようだ。
ここだけの話、実は
「宮尾選手」の元カノが元AV女優で、最近「覚せい剤取締り法」で逮捕されたらしい。
そこで、彼女の口から、自分の名前が出る前に、自ら「自首」したようだ。
多分、「書類送検」か「取効猶予」扱いになるだろうが、彼の「テニス人生」は終わりである。
彼がプロ選手としてコートに立つことはないだろう。
ほんの、一時期の好奇心が「自分の人生」を狂わせてしまう。
若い内は「チャレンジ」と言っても「薬物」にチャレンジしては終わりである。

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author:テニスのオジ様, category:-, 23:26
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「思い」がなければ仕事は・・・・
 「テニスコーチ」という仕事をしていると、毎年、いや毎月、いや毎週、いろいろな人々との出会いがある。私のようにテニススクールという枠にとらわれず、色々な環境でテニスを教えていると、出会う人数ははかり知れない。テニスコートという、プライベートの世界での出会いだけに、仕事も家庭も関係なく、接することができる。
「人間好き」の私には天職のような仕事なのだが、「テニス」という枠を超えてしまうと、面倒なことになってしまう。色々な環境の中で暮らす人々と、単純に「テニス」という時間で接しているだけに、個々の環境の中に立ち入るのは避けなければならないのだが。
しかし、単純に「テニス」という時間だけで接しているのでは、余りにもつまらない。個々の生活に立ち入ることは出来ないが、理解して接することは必要だと、私は考えている。
10人いれば10人が・・・・・
100人いれば100人が・・・・・
私とは違う環境の中で暮らし、それぞれが違った生活を歩んできている。
その一部を垣間見るだけでも、私には刺激になり、思いの幅が広がるというものである。
最近、私は仕事(私の場合はテニスだが)でも「思い」というものが必要だと感じるようになってきた。
「これは仕事!」と割り切って働くことが当たり前の世の中、「思い」というものが時代とともに薄らいでいくように思えて仕方がない。
生徒さんには
「あのコーチのレッスンが受けたい」
「あのコーチなら私のことを分かってもらえる」
そんな、「思い」があるのに、コーチ側が「みんな同じ、一人のお客さん」扱いでは寂しい限りである。

私は水曜日の夜、レンタルコートを使って、グループレッスンを行なっている。
スクールのレッスンと違って、皆さん「日常の話」をよく話してくれる。
「虫に刺されて、目が腫れた」とか
「来月、定年退職」とか
「ジムで10キロ走った」とか
テニスには直接関係ない話だが、「思い」を伝えてくれることが「嬉しい」。
今週はHさん(とても美人で気さくな女性)が手作りの「スイートポテト」を差し入れてくれた。
私にではなく、全員に差し入れである。
見た目は今いちだが、味はバツグンに美味しかった

生徒さんが、自分の思いを伝えてくれるのに、コーチが自分の思いを仕事だからと封印してしまうのは寂しい限りである。
私は聞かれれば(時には聞かれなくても)自分の生活や出来事を話すようにしている。
テニスには関係ない話でも、そこに貴方には「自分のことを話せる」という「思い」が伝わる。
私が思うに
「思い」=「信頼関係」=「良い仕事」
しかし、世間では
「割切」=「合理的」=「結果重視」
になりつつある。

私が学生時代、勉強しようと思えば「友達と家に集まり、皆でノートを広げ勉強した」ものだが
今の時代、勉強しようと思うと
「塾で仕切りの付いたデスクで一人黙々と問題を解く」
確かに合理的ではあるが、寂しい限りである。
そこに、「思い」は伝わるのだろうか?

テニスコーチも生徒さんも「人間」である。
そこに「思い」がなければ仕事はつまらない。



author:テニスのオジ様, category:-, 21:12
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